(asahi.com)トルコのユルドゥルム首相は29日、昨年8月に始めた、南隣シリア北部に侵攻して過激派組織「イスラム国」(IS)を排除する軍事作戦「ユーフラテスの盾」が終了したと明らかにしました。地元テレビ局とのインタビューで語りました。この作戦でトルコは、ISが支配していた北部の最大拠点バーブを制圧しました。
(写真:AFP)
トルコは一連の作戦で制圧した地域を、自らが支援するシリアの反体制派「自由シリア軍」の勢力圏としています。これに対し、シリアは「トルコ軍の侵攻はシリアの主権侵害だ」として反発していました。首相は「将来の作戦には別の名称が使われる」として、今後もシリア国内で作戦を実施する可能性に含みを持たせました。